あなたのお役に立ちたいわんど。

2020年の振り返り

激動の2020年が終わろうとしています。
激動ではあったけれども、ある種「沈黙」の恐怖との戦いだったとも言えるかもしれません。
過去形で書いてますが間違いなく現在進行形です。

コロナに始まりコロナとともに年を越していくことになります。
病としては皆さんご存知の通りなのでここでは言及しませんが、我々の生活は確実に変わりました。今後しばらくはこのまま月日が流れると思います。

新型コロナの大流行

ここで様々な統計データを掲示・引用して論拠のある展開をしていくこともできますが現実的にはあまり大きな意味を成さないと思っています。研究者や行政機関ではないので景気が何パーセント後退したとか、一人あたりGDPが云々とかそういった「定量データ」の分析はあくまでも結果であって、感覚に則した「定性データ」が世の中を動かしていると思っています。

「定性データ」つまり数値化できない「感情」などの心理的・感覚的なものです。「なんか閉塞感を感じる」とか「外食はちょっと怖い」「景気悪くなったかも」なんていう「なんとなくそう思う」っていう感覚。

実際のところ、景気が何%後退したとか一人あたりGDPが前月比何%上昇したとかは分析してあとから付いてくるもので、今この瞬間の個人的な景況感で消費は決まってくるんですよね。それはつまり「景気と個人の懐はリアルタイムに直結しているわけではない」ということだと思うんです。

新型コロナの威力が凄まじくて、連日感染者数や死者数の報道がされることで確実に「コロナ怖い」が蔓延しました。(コロナは怖いんですよ?念の為。)

3−8月(弊社の今期上半期)は相応のインパクトがありました

3月から5月下旬まで、要するに状況が悪化しつつあった「緊急事態宣言」が発令される少し前から解除されるまでの間は世間が慣れないリモートワークを余儀なくされたことと市場の閉塞感が相まって新規の商談が激減しました。

弊社はその業界、業態からリモートワークの導入自体は特に問題もなく実施できています。
とはいえ慣れているわけではないですし、細かなニュアンスを伝える必要のあるクリエイティブワークには相性が悪いのでしょうね。この間のいくつかの月の売上は残念なことに前年同月比マイナスです。

緊急事態宣言が明けてからは世の中の雰囲気も「経済を回さなければ。」という空気感が強くなっていったように思います。個人的な体感ですが。

EC構築のご相談増

IT導入補助金を始めとした各種補助金制度を利用したサイト構築をしたいという相談が激増しました。体感では前年比2-3倍増です。

補助金申請の相談増

IT導入補助金の支援事業者として例年登録しているあんどぷらすですが、新型コロナ対策としての「特別枠C類型」が新設されたためほぼ特別枠でのご相談でした。
小規模事業者持続化補助金にも同様に特別枠が設けられましたし、地方自治体主催のIT導入補助金や小規模事業者持続化補助金に準ずる内容の補助金も続々と新設されていましたのでご相談もとても増えました。。

短納期の構築相談増

地方自治体の実施する補助金の事業実施期間はサイト構築にとっては短い傾向にあります。
そして、コロナ禍でネット活用に活路を見出したいという事業者様が増えたために一刻も早くサイトがほしいという相談がとても多くなりました。
可能な限りご要望にお答えしようとは思いますがどうにもならない納期を希望されることもとても多かったです。

9−12月(下半期の2/3)はひたすら忙しい

この間は8月までに相談のあった補助金関係の採択結果が出始めて案件が増えています。補助金関係なくご相談いただいた案件もスタートし始めているので進行案件が積み上がってきました。。

補助金が増えた上に完了は同じタイミング

下半期も上半期と概ね同傾向で補助金の相談多いです。。増えた補助金申請の採択結果も続々と出てきますが、同じタイミングの補助金申請の相談もありますし、弊社への相談をせずに補助金申請をしていて採択されてから相談をされることもあります。
そのため同じタイミングが納期になる案件が数件重なることもあります。

ただ、補助金申請前に構築内容の相談をしてください。マジデ。
補助金の場合予算と納期に制約が発生するので採択後に「この予算と納期でこういったサイトを作って欲しい」っていう相談はやりにくいです。これ結構多いんですがEC構築には補助金の上限額や納期が足りないケースが多々あり、結果的に弊社がかなり無理をすることになります。(断ればいいじゃんとも思うのですが、諸事情あり。。)

Shopifyはじめました。

以前からShopifyに関する情報収集をしていましたし今年の1月にはShopifyパートナーとして登録をし内部的にテスト構築を行ったりAPP開発をしたりしていました。
今現在これまで通りのCS-CartとShopifyでのEC構築が入り乱れて進行していて、今期中に8サイトほどShopifyサイトをリリースすることになると思います。

CS-Cart案件に関してはクライアントの要求レベルが高くなってきているのですが、弊社には相応の知見が溜まっているのでこれまで通り対応していけば問題ないと思っています。
Shopify案件に関して、今期は初見のことばかりで対応に時間がかかっていますがこちらもそれなりに知見が溜まってきています。デザインだけでなくAPP開発も行っているので今後の対応の幅やスピードは格段に向上する算段です。

CS-CartとShopifyの向き不向きを掴んできていますので別の機会に投稿しようと思います。
書きました。「Shopifyを触って再認識するCS-Cart

2020年の総括

新型コロナウィルスの影響で今期前半は新規受注が停滞したものの8月以降は相当数の受注増となり、最終的には前期比数10%程度の増加になりそうです。
つまり後半(今現在)がクソ忙しいという状態になっているということですね。

あんどぷらすは2月決算なので年度末と近いこともあり、期末は毎年案件の仕上げが重なるんですがいつにも増して進行中案件が多くなりスタッフには負担をかけてしまっています。

来期もEC案件が増えると思うのですが、このペースのまま進行すると(非対面ビジネスへの転換であったり、サプライチェーンの毀損への対応といった、「新型コロナ対策」という切羽詰まった実情もあるため可能な限り相談企業のお手伝いをしたいという気持ちはあるのですが)、ちょっとしんどい感じで現在の課題が浮き彫りになりました。

スタッフ一人あたりの担当案件数を適正に保つため「生産性の向上」「スタッフ増員」の必要性を痛感しています。

また、コロナ禍において我々が何者なのか、何を求められていて、何を提供できるのか、再認識することができたように思います。(CommerceSummit2020の総括でもそんな話になりましたね)

いささか限定的で少し早めな”総括”でしたが(笑)みなさま良いお年を。

投稿者プロフィール

mmochi
だいひょうとりしまりやく。
へんたい。

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