価格競争は愚の骨頂。
もう少し正確に言うと「単に安ければ売れるだろうという思い込みに根ざした低価格販売は愚の骨頂」。
私はそう思っています。
価格を下げるということ
どんなときに値引き販売、割引販売をしようと考えるのでしょうか。
「在庫がだぶついて資金がショートしつつある状況で、商品仕入れに資金を回す必要があるために現金化したい」
というケースが多く見受けられるような気がします。
こういったケースでは確かに現金化のために「処分価格」で販売することは意味があると思います。できれば定価で売り切りたいところですが仕入れタイミングというものもあるので致し方なしといったところでしょうか。
「売れ行きが悪いけど安く販売すればもっと売れるようになるはず」
という期待で値引きすることもありそうです。
売れ行きが悪い理由を的確に判断できていて、その対策として値引きが必要なのであれば値引きすべきだと思います。
ですが、売れ行きが悪い理由がよくわかっていない状態でも安直に値引きしたりしていないでしょうか?
値引きする前にやることがあるといったケースは多いように見受けられます。
価格を下げるとどうなる?
今まで10,000円で販売していた商品を8,000円で販売するとどうなりますか?
仕入れ価格が6,000円だと仮定すると利益は半減しますよね。4,000円あった利益が2,000円になります。
価格を2割下げたら、これまでと同じ利益を上げるためには2倍の販売数を上げなければいけなくなります。
2割の値引きで倍売れるんでしょうか。大きな疑問です。
原価が3,000円だったらどうでしょう。
7,000円の利益が5,000円の利益になり3割ほどの減少です。
2割の値引きで販売数を4割増にする必要があります。
利益を確保できるのであれば値下げ販売大いに結構だと思うのですが、割引率を大きく上回る率で販売数を増やさなければいけないのです。
割引き販売をする場合に必要な経費は通常時のそれよりも大きくなるんじゃないかと思うのですがどうなのでしょうか。
広告とかうちますしね。
ただ単に利益を圧迫するだけな気がします。
正真正銘「利益還元祭」なら良いのですが。
むしろ価格は上げたい
価格とか料金は上げたいです。物価上がりますし。
内容据え置きで料金だけアップしますか?個人的にはそれでも良いと思いますけど。
とはいえそれが通用するのは、現在割安でサービス等を提供しているということを自他共に認知している場合だと思います。
少なくとも自らは「今の料金は安すぎる」と思っているというケースです。
ですが、その値上げを市場が受け入れなかった場合のリスクは大きいですね。
おいそれと料金変更はできないと考える方多いと思いますが、背に腹は代えられないのでさっさと料金変更すべきだと思います。
価格の上げ方
実際には何かしらの付加価値を追加するタイミングで料金改定をしていると思われます。
世の多くの企業では。
時々、価値を削って価格据え置きというものもありますけどね。
菓子パンとか内容量が小さくなってませんか?
価値を増やして料金上げましょうよ。
誰も文句言わないと思います。
以前もこのポストのような趣旨のブログを書いたことありますけど、「そんなこと誰しも知ってる。その付加価値の内容を教えてくれよ。」的なコメントを書かれたことがあります。
おめでたいですね。
そこを考えるのがビジネスです。
まとめ
安売り、「安ければ売れるだろうという思い込みに根ざした低価格販売」は愚の骨頂です。
利益を大幅に削らなければならないほど低価格で販売しなければ売れないというのなら、それはすでにビジネスとして破綻しています。
手を引いたほうが良いです。
むしろ値上げしましょう。
特にB2B企業さん。
お客さんはお金儲けするためにあなたの会社のノウハウや商品が欲しいんですよね?
お金儲けの手段をなんで身を削るほどの低価格で提供するのでしょう。
もっとプライドを持って価格交渉してはどうでしょうか。
従業員が胸を張って仕事ができるような正当な対価をいただくべきじゃないですか?
「安いことは正義」とは限らないのですよ。
次の仕事がほしいから今はダンピングして無理してでも案件を採ろう。
なんてことを考えてると、終わりが足音を立てて近づいてきます。
気をつけましょうね。