知らぬ間に部屋に植物があふれているmokaです。
あんどぷらすでは、オーダーメイドキャンドルを販売するMARRIEJOIER(マリージョア )さんのECサイトを制作しました。
今回はこちらのサイトのポイントを追いながら制作秘話をまとめていこうと思います。
あんどぷらすではクライアントの制作秘話を記事にしています。興味がありましたら、ぜひご覧ください。
MARRIEJOIER(マリージョア )はオーダーメイドキャンドルを中心に販売するギフトブランドです。
こちらのMARRIEJOIERのキャンドルを取り扱っている店舗が、福岡県糸島にあるキャンドルとワークショップのお店「JoieR(ジョアール)」さんです。
糸島市は自然豊かな土地で綺麗な花々が有名です。
MARRIEJOIERの田中さんにECサイト開設にあたり、叶えたかったことを伺いました。
田中さん(仮面):一番叶えたかったことは、世界に一つだけのものを作れるオーダーメイドの良さをネット注文で実現させることです。
工場で作られた商品と違って、一つ一つ手作りのためデザインや個性が商品によって微妙に違います。
この個性を活かせるように素材を組み合わせるオーダーメイドの仕組みを構築していただきたいなと思っていました。
お問い合わせフォームやメールベースでオーダーメイドキャンドルが作れるサイトはありますが、素材選びから香りなど全てサイト内で完結するサイトはあまり見ません。
MARRIEJOIERさんのサイト制作するにあたり、商品が「オーダーメイドのキャンドル」ということで主に意識したキーワードは以下の二点です。
・ストーリー性
・ギフトブランド
制作メンバーの皆さんにインタビューし、サイトのポイントなどご紹介していきたいと思います。
今回のサイト制作メンバーはディレクターのakiさん、デザイナーのchinaさん、フロントエンドエンジニアのkaneさんです。
花言葉や色合いなど、相手を想ってつくりあげるキャンドルを大切にしているMARRIEJOIERさん。
今回オープンしたサイトは淡い色合いで繊細なデザインが印象的なサイトです。デザイナーはどんなところにこだわってデザインしたのでしょうか。
MARRIEJOIERさんで販売されているキャンドルに使われるお花は福岡県糸島産のお花です。糸島では自然が豊かな地域で一年を通して四季折々のお花が栽培されています。
そんな中、コロナウイルスの影響でイベントが相次いで中止となってしまいました。お花はイベントの際に贈られるものが多いため、糸島の花生産者さんが大切に育て上げたお花が行き場を失っている状況が続いていました。実店舗のJoieRでも市場に出荷できないお花や廃棄予定だったお花を買い取り、ドライフラワーにしてアレンジメントに取り入れるなど少しでも力になれないかと模索していましたが、実店舗のみではお届けできる範囲が限られていたのです。
そこで、お花を使ったキャンドルを全国で販売することができれば、お花の新しい楽しみ方を提供できると思い立ち、クラウドファンディングを実施することを決めました。
コロナで苦境のお花業界を助けたい!全く新しいお花の楽しみ方を全国で展開!
そういったMARRIEJOIERさんの国産である糸島のお花を使っているという安心感や、天然の素材である植物を使用しているということから、ナチュラルで優しい印象のサイトにしたいなと思いました。なので色合いも優しい色で統一しています。
花言葉から「相手を想って」オーダーするというストーリー性も大切にされているというMARRIEJOIERさんでしたが、ストーリー性を表現するために工夫したことはありますか?
サイト内の動き(アニメーション)も相まって、童話の世界に入ったような優しい印象を受けました。サイト内のコンテンツの動きはデザイナーさんが指定するのですか?
デザイナーとフロントエンドエンジニアの息が合っていないとできないことですね。。。
今回のMARRIEJOIERさんのサイトでは、キャンドルの美しさがスッと落とし込まれた綺麗なデザインになっていたので、デザイナーさんが作った世界観を崩さないように気をつけました。
アニメーションでいうと、サイトに入った際、TOPページが表示される前の読み込み途中に二重アニメーションを入れました。これはデザインを見てこのアニメーションを入れたらもっと世界観を表せるのではないか?と思ったので、デザイナーさんに提案してイメージを固めていきました。
ECサイト上でオーダーメイドキャンドルが注文できるというサイトはなかなかないと思うのですが、オーダーメイドならではのこだわりはありますか?
オーダーメイドということで、どうしても説明しなければいけないことが多いということですかね。説明が多い=テキストの量が多いということなので、全て掲載してしまうとその分たくさんスクロールしなければいけなくなってしまいます。
確かに、お花やワックスの種類、香りなど世界にひとつだけのものを作るからこそ、必要な説明がありますよね。
今回、CS-CartではなくShopify(ショピファイ)での構築でしたが、特に苦労した点などあれば教えてください。
ShopifyとCS-Cart、お客様に提案する際はどういった使いわけをしたら良いのでしょうか。
難しいカスタマイズをしないならばShopifyが良いかと思います。ただ、海外製のプラットフォームなので、日本のサイトではメジャーな配送希望日指定や欲しいものリストの機能などが備わっていません。追加でShopifyのアプリを入れなければいけないので、たくさんカスタマイズしたいという方には自由度の高いCS-Cartが良いかと思います。
実際にMARRIEJOIERさんでキャンドルをオーダーしてみました。オーダーメイドのキャンドル、気になっているけどまだ購入までの勇気が出ない…という方の参考にもなればいいな〜と思っています。
あんどぷらすではakiさんとmokaが購入してみました。
手書きのお手紙も同封されていました!ECサイトで購入するとどうしてもどこか冷たい印象になりがちですが、こうした心配りがあると嬉しいですよね。
それぞれの選んだデザインやお花の種類です。偶然にもどの項目も同じものを選ばなかったので、イメージを膨らませていただけたら嬉しいです。
ガーベラが大胆にあしらわれたキャンドルです。正方形は思ったよりも大きく、存在感があります。こちらは押し花が使われています。どの面もお花のデザインが違うので、置く向きによっていろんな表情が楽しめそうです!
青を基調としたキャンドル。
ソイワックスなので、ワックスの色が白色なのが特徴です。表面から凸凹と飛び出していています。ドライフラワーを使っているので、レトロな雰囲気があります。
こんな感じで箱に入っていました。
注文の際に選んだお花の花言葉も記載されているので、プレゼントで贈る相手にも気持ちが伝わりますね。
アロマオイルも同梱されているので、このようにキャンドルに垂らして使うみたいです。(オイルは火をつけた際に使用します。詳しくはMARRIJOIERさんのサイトをご覧ください)
とても素敵なキャンドルありがとうございます!
これから春になるのでもっと楽しめそうですね!
今回、福岡という遠方からのお問い合わせでしたが、制作中に距離の壁を感じることはありましたか?
完成したサイトの感想などあれば教えてください。
とても素敵なサイトに仕上げていただき、感動です。
自分が作った世界に一つだけのデザインを、ネット注文から自宅に届けられるようになったことで、直接お店に足を運ばなくてもハンドメイドがより身近になったらいいなと思います。
嬉しいお言葉、ありがとうございます!
今回の制作秘話はいかがでしたか?
相手を想って贈るプレゼントは特別なものでありたい。
オーダーメイドキャンドルを行っているお店は全国にたくさんありますが、サイト内でオーダーできる機能がついたECサイトはあまりないと思います。(メールや問い合わせフォームからやり取りするケースがほとんど)
Shopifyでの構築は始めて間もないですが、社内にエンジニアが在籍するあんどぷらすだからこそ、新しいプラットフォームにも果敢に挑戦できるのだなと思いました。
ぜひ世界にひとつだけのキャンドルを作ってみてください。
ちなみに、MARRIEJOIERさんのサイトは「Shopifyで構築したまとめサイト」でもご紹介いただいていました。ありがとうございます!
それでは、次の記事もお楽しみに!