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【3.28】トークセッションレポート

プールの後のカルピスは至極幸せ。mokaです。

今回もよろしくお願いします。(謎の挨拶)

 

先に言っておきます、長めの記事です。

いま世界ではコロナウイルス感染症が拡大し、セミナーやイベントは中止が相次いでいます。

自然と家で過ごす時間が多くなっているのではないでしょうか?

そんな「おうち時間」にこの記事を読んで、少しでも気分転換になったら嬉しいです!


3月28日に行われたイベントスペースのお披露目パーティー、「fuigo opening party」。

 

その中で静岡・三島のプロダクトブランド「Floyd」の代表&デザイナーの藤沼祐介さんと弊社代表望月とのトークセッションが行われました。

ラフだけどリアルなお話がたくさん聞けたトークセッション!まとめていきます。

 

プロダクトデザインからディレクションまで多岐にわたる藤沼祐介さんの発想の根元に迫る!

全く別の分野で代表取締役を務めるお二人。

代表として、デザイナーとして、エンジニアとして。

共通点もあるお二人のリアルなトークセッションから、ヒット商品の制作秘話や発想の根元をお聞きしました。

 

登壇者紹介

藤沼祐介(フジヌマ ユウスケ)

株式会社パブリックデザイン

代表取締役/デザイナー/ディレクター

三島初のプロダクトレーベル「Floyd(フロイド)」のデザイナー兼代表取締役。

2005年に株式会社パブリックデザインを立ち上げる。

デザインを通じて、人々の生活を向上させることを目的にパブリック=「大衆」、デザイン=「創意工夫」と名付け「Cup ring」「富士山シリーズ」など人気商品の企画や制作、ブランド全体のディレクション、経営までをワンストップで手がける。

 

望月誠(モチヅキ マコト)

株式会社あんどぷらす

代表取締役

2000年にオフィスあんどぷらすの屋号で12年営業。2012年に株式会社あんどぷらすへ法人成りして代表取締役となり現在に至る。

創業当時からECサイトの制作を主にフルスクラッチから様々なパッケージソフトでの構築まで幅広く経験。

個性的な見た目でEC界隈ではちょっと知られた存在。

Floydってどんなブランド?

まずはFloydの紹介をお願いします。

 

「すべての人に感動や驚き、そして微笑みを届ける」をコンセプトとした静岡県の三島発のプロダクトブランドです。
自社ではオンラインショップをメインで、イベントのポップアップショップに出店したりします。
デザインしたものを伝統工芸の職人さんや工場に製造依頼して、自社で商品の在庫を持ち販売し、全国のセレクトショップや小売店、百貨店、オンラインショップなどに商品を卸しています。
ギフトや引き出物として手に取っていただくことが多いです。

そもそもFloydの名前の由来ってなに?

人の名前をイメージしています。
元々、人の名前をモチーフにしているブランドに憧れがあり(シャネルなど)人の成長とともに自分たちも成長していきたいという想いから響きのよかったFloydという名前にしました。
アメリカでは日本以上に「名前」というものが重要視されていて、例えばボブとつけたら絶対出世しない。など(笑)
かなり名前によってイメージが左右されるみたいです。

 

Floydはどうなんだろ?

 

アメリカの知人に聞いたらFloyd(フロイド)は知的でクリエイティブなイメージ。すごくいい名前だよと言ってもらえました。

 

ボブだったら大変でしたね(笑)


デザイナーになったきっかけ

藤沼さんは実はデザインの学校に出ていない色弱だと聞きました。
デザイナーを目指そうと思ったきっかけはあるんですか?ちなみに僕も色弱です。

 

元々雑貨に興味がありました。
雑貨には「雑」という字が含まれていますが、それはカテゴライズされない。分類されない。という意味があることを調べていくうちに知りました。
漠然とものづくりがしたかったので、雑貨ってなんでも作っていいんだと思いました。
初めの就職場所は雑貨の問屋さんで、仕事内容は小売店さんやインテリアショップに輸入雑貨を卸す営業の仕事をしていました。
ある日社長から自社で企画したものを売りたい。なんでもいいからとにかくデザインを考えよう!とお達しが。
もちろんデザインの勉強をしていたわけでもないので右も左もわからず。
関わりのある雑貨屋のオーナーさんに今なにが欲しいか、どんなものが市場にないかということを聞きまくりました。(笑)
そうして考えて企画したものが爆発的に売れたんですね。
その後も何度か売れる商品の企画に携わることができて「デザイン」や「ものづくり」の面白さに気づきました。
熱中できるものが見つかり、デザインの勉強はしていなかったけど自分の武器はマーケット や卸先を知っていることだと思いましたね。

 

この中でフリーランスでお仕事をされている方も多くいらっしゃると思いますが、デザインが好きだからデザイナーになる。ではなくビジネスの仕組みを知っている上でお仕事ができるということがとても強みにつながっていますよね。
デザイナーになりたい!と思って始めたわけではないということですよね?

 

そうですね〜価値があるものを自ら作り出したいと思ったからですかね。
あ、色弱のこと忘れてましたね(笑)

 

色弱で何か困ることってありますか?

 

僕の目になってくれる人がいてくれれば大丈夫ですかね笑
例えば商品の色など何色が良いかわからない時は聞いてしまいます。どの色がいい?って笑
僕が一番大事にしているものがプロセスやストーリー、アイデアなので商品を考えるときに色のイメージの概念を省ける。

 

その考え方、結構特殊だと思います。笑

 

そうですよね笑

 

僕も色弱なのですが、結構困ることあります。
クライアントさんから「何色にして」「もう少し薄いピンクにして」と言われたりすると「僕の見ている色とあなたが見ている色は違うよね」って思うんです。

 

よくこれ何色に見えるって質問されませんか?

 

よくされます。

 

わかんないですよね。

 

いや、ほんとカチンとくる。笑

 

(一同笑)

 

僕にとっては紫色でも他の人に見えているのは紫ではないのかもしれない。
これは色弱じゃなくてもデザイナーさんにも共通するかもしれませんね。

 

僕、地下鉄の路線図わからないんですよ

 

僕もわからないです。
グラフや図なども色別の表示だけだと本当にわからない。
なので色弱でない方々はその辺りを少し頭の片隅においてデザインしてくれるとありがたいな〜と思いますね。

 

制作秘話

ここからはFloydの商品の制作秘話をお聞きします。

カップリング

これがFloydの看板商品。
独立して割と初めの方にできたのがこのカップリング。
独立したばかりの時にお店のオーナーさんに「どんな商品が欲しいですか」と伺った時に多かった意見がマグカップだった。
でもいい商品があまりないんだよねというお話からじゃあマグカップを作ろうと思いました。
マグカップの「コップに取っ手がついている」という概念からどれだけ新しい価値のものが見出せるか悩みました。


そしたらある日、偶然マグカップの取っ手に薬指が入ったんですよ!!

 

偶然?笑

 

偶然!
たまたま薬指が入って。これはリング(指輪)に見えると思ったんですよね。
もうその瞬間にパッケージも全て思い浮かびました。

▲Cup ringパッケージ

リングだけ出ているパッケージにすることで、リングという説明も薬指に入るという説明もいらないじゃないですか。そのデザインを見てもらうためにどう伝えるか悩んだ時に300円ショップで売っているマグカップを買って自分で取っ手の部分に穴を開けてスワロフスキーを埋めて、それで営業してました(笑)

 

あ、モック的な意味で?笑

 

はい。どこでどう作るとかも決まっていなかったんですけど雑貨屋さんにこういうデザインのアイデアがあるんですがどうですか?と持って行ったら
「面白いから絶対作ったほうがいい!」って仰ってくれて。
そこで評判が良かったので作ろうと決めました。

 

富士椀

富士山のお茶碗は運命的な出会いでした。
陶磁器は窯ひとつひとつで個性があって、こういう色を作ってくださいと言ってもなかなか出せないんですよ。
その窯の持っている特性みたいなものがあって。
たまたまこの色を使った湯呑みを見つけたんですよ。

どっちの色ですか?

 

青いほうですね。
静岡県民なので当然のように毎日富士山を見ていてこれはもう富士山の色だ。とピンときました。
なのでこの商品はどちらかというと陶磁器の技術で思いついた作品です。

 

常にアイデアを探したり、いろんなものを見聞きしていないとインスピレーションって起きないですよね。

 

ほんとその通りですね。
僕は何か紙を広げてデザインしよう。と思ってデザインしたことは一度もないです。
常に何かヒントを探している感じですね。

 

アイデアのヒント

先ほどのお話でも常にアイデアを探しているとのことでしたが、何かヒントにしているものはあるんですか?

影響を受けたのがオランダのデザイン。
「コンセプチャルデザイン」というのが一時期流行ったのですがコンセプトやプロセスみたいなものが全てのデザインで。
例えば、真四角のアルミキューブがあって、それを自分で叩いて椅子にするだとか。
そのデザインにはすごく影響を受けています。

 

藤沼さんって吉田ユニさん好きですよね。
何か影響を受けたりするんですか?

 

影響を受けるというよりいいデザインを見ると嫉妬しちゃいます。
なんで自分が考えつかなかったんだ!って。

 

そういう時って似たようなものを作ってやろう!とは思わない?

 

コピーみたいなことはしたくないので思わないです。
同じようなものを作ってそれを上回るくらいのものが作れるなら良いと思いますが、右と左があってどちらも似たようなものにはしたくない。

 

最近は労働時間を短くしようって言われているじゃないですか。
でも常にアイデアのヒントを探しているデザイナーさんなんかはONとOFFを明確に分けてしまうと難しそうですよね。

 

僕はあまり分けていないですね。
ONもOFFも常にみたいな感じで。笑

 

僕もそうですね。突き詰めようと思ったり、人よりも抜きに出るなら時間使うしかないような気がします。

 

そうですね。でも人によってスイッチの入り方は違うと思うので、その人にあったオンオフを見つけることが出来ればいい気がします。

 

ものづくりの面白いところ

 

自分がデザインしたものをご購入いただき、Floydのコンセプトでもある「人々に感動や驚き、微笑みを届ける」ということが達成できた時がいちばんの喜びです。
あとは今までにない新しい価値を見出せた時、思いついたとき。

 

そういうことや物を思いついた時に人に伝えたくはならない?

 

その想いをモノで表現するって感じですかね。

 

なるほど。意外とFloydさんの商品ってコンセプトとかそういうところを言語化して伝えていないんです。
なんかそういう所をちょっと隠してるのこの人(笑)

 

(一同笑)

 

接客している時も全部答えを出しちゃうと面白くないなって思ってしまうんです。
そういうのを自分で発見できた時ってすごく心に残りませんか?

 

それはすごくわかる。わかるんだけど、そのための少しくらいのヒントはどこかに置いて欲しい。笑
今弊社でFloydさんのECサイトをリニューアルしているんですが、、、
コンセプチャルな部分も表に出しなくないらしくて。わかってもらうための仕掛けを考えるのがなかなか難しいですね。

 

でも海外のカップリングのパッケージはコンセプトがひと目でわかるように、リングにガッツリ指が入っているパッケージです。
海外はダイレクトにわかったほうがいいみたいで。そういう文化なのかなと思ってそこはOKにしてあります。

ECサイトの連携について

Floydさんの商品をよりよく見せるために、これからポップアップストアとECサイトをどう連携させていこう。とか何かビジョンみたいなものはあるんですか?

商品をいろいろなところに卸しているので、その中で自社のECサイトがいちばんかっこよくありたいという想いがあって。
柱となるようなサイトにしたい。

 

皆さん、Floydさんのサイトリニューアルお楽しみに(笑)

 

fuigoについて

今回Floydさんにはポップアップストアを出店いただいているのですが、何かしてもいいよと言ったらどんなことをしたいですか?

 

僕、このfuigoのネーミング最高だなって思っていて。

 

 

このネーミング考えたの実は、僕なんですよ。

 

最高ですね!
デザイナーとか経営者とかいろんな人に風を送って燃焼させて盛り上げていこうっていう思いが詰まったネーミングじゃないですか。これすごくいいなあって思うんです。
なんかちょっと英語っぽい感じもして好きですね。
fuigoでのイベントを何か一緒に盛り上げていけたらなあと思います。

 

ありがとうございます。
本当は漢字にしようかとも思ったんですよ。でも漢字にすると読めない(笑)
※ちなみにふいごの漢字は→「鞴」
ビジネスを一緒に盛り上げていく場として作ったので、皆さんぜひ使ってください!
本日はありがとうございました!

 

まとめ

さて、トークセッションレポートはいかがでしたか?

イベントに参加できなかった皆さんにもお楽しみいただけたでしょうか…?

個人的にはこのトークセッションとても楽しかったです!

その証拠に、参加者の皆様にご回答いただいたアンケートで

「Q.どのイベントが楽しめましたか?」という質問で

 

トークセッションがNo1に。(ちなみにこのアンケートはZohoのSurveyというアンケート作成アプリです)

 

お二人ともありがとうございました!

fuigoではこれからもトークセッションなど開催していきたいと思っているので、あんどぷらすのSNS等チェックしていただけると嬉しいです。

 

【fuigoに関する記事まとめ】

▼オープニングの詳しいイベントレポートはこちら▼

fuigo opening partyレポート

▼fuigoができるまでの工事の様子▼

あんどぷらすのイベントスペース「fuigo」ができるまで

▼パーティー開催に至るまでの準備▼

fuigoパーティーを開催するまで

 

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