先日シフシズ主催のUXセミナーへと参加させていただきました。
セミナーの詳細な様子はきっと参加者の皆様方が各々Facebookに投稿してくださってると思うので、(写真撮り忘れたなんてことは)
今回はセミナーの内容を踏まえつつ「カタカナ用語が苦手でUX初心者な」私なりにUXについてまとめてみました。
UXとは、ある製品やサービスを利用したり、消費した時に得られる体験の総体。個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した概念である。
引用元:IT用語辞典e-Words
例えば、おしゃれなカフェでコーヒーを飲むこと
単にコーヒーを飲むだけなら、わざわざ高いお金を払ってカフェに行かなくてもいいですよね。
今の時代、自動販売機でもコンビニでも売ってるわけですし。
それでもこだわるのは、
「”駅前にできた最近はやりのおしゃれなカフェ”に行って、そこで体験するであろう素敵な時間に価値を見出しているから」ではないでしょうか。
落ち着いた雰囲気のカフェで、おしゃれなマグカップに入った美味しいコーヒーを飲み、かわいく飾り付けられたパンケーキを食べながら、仲のいい友人とお喋りして楽しく過ごす・・・
この魅力溢れる楽しい体験を設計することこそがUXデザインです。
UXデザインを意識しなければ、例え美味しいコーヒーを淹れることができても、お客さんに良さが伝わらず見向きもされない・・・なんてこともあるんです。
そんなことにならないためにも、ユーザーが何を求めているのかを考え、ユーザー視点を意識した制作を心がけましょう。
製品やサービス利用中のみではなく、その利用前後の体験もUXに含まれています。
UXデザインをするということは、ユーザーの行動を導いていくことなんです。
ボタンやメニューの配置、細かな操作性も改善され、スッキリして見やすい画面ながらも、探している機能やコンテンツに自然に指が伸びる、ユーザーに配慮したUI成功例といえます。
UIとUXは対になってるわけではなく、UIはUXの一部である、というイメージです。
いい体験はすぐれた操作性から生まれることもある、くらいの認識でいいと思います。
カスタマージャーニーマップはユーザーの体験から、行動・思考・感情を時系列に図式化したものです。
「スマホでネット予約をする」などの目に見えるアクションのみでなく、その時背景にあるユーザーの思考や感情を把握することで、新たに見えてくる課題や、ユーザーが本当に求めているものが何か、明確にできるんです。
映画の内容はすごく良かったけど、隣の人の話し声がうるさかった・・・・など、実際に体験したユーザーにしかわからない間接的な原因も浮き彫りになります。
カスタマージャーニーマップ作成のメリットは文字だけでなく、図式化されていることで複数の人間が短時間かつ直感的に理解できること、
多くの人間の認識を共有することができ、企画サイド、制作サイドの内容のズレを防ぐことが可能なことなど、チームとしてプロジェクトを進める場合に必要不可欠な目標の統一を図ることができます。
カスタマージャーニーで見つかった課題点について打開案を話し合い、難易度・スパンごとに振り分けをします。
アイディア出しのときには自由な発想で質より量を出していくといいそうです。
その中から、一番効果のある案を選び、その案を実現するためにはどうすればいいかも話し合います。
課題を見つけて終わりではなく、そこからどう改善していき、行動していくかが重要です。
Useful-役に立つか。ユーザーにとって、サービスに利用する意義があるのか。
Useble-利用可能か。ユーザーがサービスを利用できるか。
Findable-認知されているか。ユーザーがサービスの存在を認知しているか。
Credible-信用できるか。ユーザーが安心してサービスを利用できる環境を整えているか。
Accessible-アクセス可能であるか。サイトを訪れようと思ったユーザーに対する導線が整備されているか。
Desirable-満足できるか。ユーザーがサービス体験に満足しているか。
Valuable-価値があるか。サービスに社会的意義があるか。
引用元:WebサービスのUXを改善するUXハニカム
よりよいユーザー体験のためには、様々な観点から環境を整えて提供する必要があります。
どうしても企業側の目標達成が目的になりがちですが、サービスがありふれた現在はユーザーにとって便利・うれしい・使いたいものとはなにか、顧客視点でのコンテンツ制作・運営が必須です。モニターでのテストや、市場調査など、よりユーザーに近い視点でのものづくりを心がけましょう。