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EC担当者なら知っておきたい!不正注文の手口と効果的な対策

不正注文サムネ

猫を飼い始めてほぼ毎日猫吸いしていたら見事に猫アレルギーになりました。natsuです。

EC事業者の方なら誰もが一度は耳にしたことがあるであろう「不正注文」
近年、その手口はさらに巧妙化され、被害件数が増えてきていることはご存知でしょうか…?

今回は、ECサイトと切っても切り離せない不正注文について、
今知っておきたい、最新の傾向とおすすめの対策サービスをご紹介したいと思います。

目次

不正注文って?

近年増加傾向にある不正注文
不正注文の主な手口

クレジットカードを悪用「なりすまし注文」とは?
3Dセキュア導入によるEC事業者への影響
不正注文対策の重要性

不正注文対策におすすめ!不正検知システムO-PLUX

不正注文って?

そもそも、不正注文とはどんな注文なのでしょうか…?ここでおさらいしておきましょう。

不正注文とは、簡単にいうと「不正行為を行い悪意を持って商品を注文すること」です。

本来の購入者ではない第三者が、他人の情報(個人情報・クレジットカード情報)を利用したり、
イタズラや商品受け取り拒否など、悪質な目的のために行う注文が不正注文になります。

転売や詐欺目的での購入なども、もちろん不正注文に含まれます。

特にゲーム機器・家電・PC周辺機器・コスメ・ブランド品など… フリマサイトやオークションで転売しやすい商材には注意が必要です。

近年増加傾向にある不正注文

近年のECサイトの市場規模拡大などが背景となり、不正注文率も増加傾向にあります。

この後詳しく紹介しますが、中でもクレジットカードの不正利用被害額は、2024年時点で過去最高の555億円。
2025年1〜3月までのクレジットカードの被害額は、前年同時期と比べて約69億円増加の193.2億円となっています。

 

クレジットカード被害利用額※引用:一般社団法人日本クレジット協会

 

不正注文の主な手口

不正注文でよく使われるものは以下のような手口です。

・他人のクレジットカードを利用した「なりすまし注文」
・ 「後払い決済」の未払い
・ 「代引き」を利用した商品受け取り拒否

不正注文と聞くと、クレジットカード決済にまつわる被害のイメージが強いかもしれません。

しかし、商品は受け取っているのに支払いをしない「後払い決済」の未払いや、「代引き」を悪用した商品の受け取り拒否など、
様々な決済方法を利用した不正注文も発生しています。

とはいえ、やはり一番多い手口はクレジットカードを悪用した「なりすまし注文」です。

どのような手口なのか、詳しく見ていきましょう。

クレジットカードを悪用「なりすまし注文」とは?

「なりすまし注文」とは、第三者が不正に取得した他人のカード情報を悪用して、ECサイトで注文することです。

不正注文の手口の中でも最も多い手口であり、その被害は年々増加しています。
フィッシングやスキミングなどの手口によって、カード情報が不正者のもとに渡り、その情報が悪用されてしまっているのです。

なりすまし注文の一連の流れは以下のようになります。

クレカ不正注文

なりすまし注文が発生すると、EC事業者は商品を発送しても売上が取り消され、結果として商品だけが不正者の手に渡ることになります。
さらに「安全ではないサイト」という印象を与え、ブランドイメージの低下にもつながりかねません。

また、場合によってはチャージバックの負担をEC事業者が負う可能性もあります。

しかし、2025年4月から義務化された3Dセキュアを導入している場合には、チャージバックの負担はカード会社側が担うため、EC事業者が直接返金を負担するリスクは軽減されます。
一方で、3Dセキュアを導入していない場合には、チャージバックの負担はEC事業者に及ぶため、不正注文による被害はより大きなリスクとなります。

>3Dセキュアってなに?という方はまずはこちらの記事をご覧ください(yuiさんの記事に飛ばす)

3D セキュア導入によるEC事業者への影響

さて、導入が義務化された3Dセキュアですが、
導入することで発生する、EC事業者へのポジティブな影響・ネガティブな影響はどんなものがあるのでしょうか?

改めて整理していきましょう。

 

まず、ポジティブな影響としては、「チャージバックの負担が軽減される」ことです。

3Dセキュア導入済みであれば、チャージバックはカード会社の負担になるため、これまでEC 事業者が負担しなければいけなかったチャージバックの負担が軽減されるということになります。

3Dセキュア導入有無によるチャージバック

ネガティブな影響としては以下のようなものが挙げられます。

・決済通過率の低下(カゴ落ちの増加)

ユーザーが3Dセキュアによる本人確認を面倒だと感じた場合、サイトから離脱してしまう可能性があります。

・クレジットカード審査の厳格化

チャージバックの負担をカード会社が負うことになるため、加盟店(EC事業者)の与信審査が厳格化されます。
特に不正注文リスクの高い商材を扱い場合には、加盟店審査やモニタリングが強くなる可能性があります。

3Dセキュアによって、不正注文による金銭的な負担は軽減されるものの、ユーザーのカゴ落ちのリスクや、審査や監視の強化などの影響が発生する可能性があると言えます。

しかし、不正注文のリスクを抑え、事業の信頼性を高めるためには3Dセキュアは欠かせない仕組みであり、将来的な成長や顧客満足度向上につながる前向きな施策なのです。

不正注文対策の重要性

お伝えしている通り、不正注文が発生すると、EC事業者は商品を失うだけでなく売上も取り消されるため、二重の損失を被ります。
さらに「安全ではないサイト」という印象を与え、ブランドイメージの低下にもつながりかねません。

また、ユーザーにとっても「このサイトは安心して利用できるのか」といったところは、特に初回利用時に気になるポイントです。

だからこそ、EC事業者・ユーザー双方の信頼を守るために、きちんとした不正注文対策を行うことが重要になります。

そこで、最後に不正注文対策におすすめのサービスをご紹介します。

不正注文対策におすすめ!不正検知システムO-PLUX

O-PLUXとは、かっこ株式会社が提供する不正検知サービスです。

ECサイトで起こる不正ログインや不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードの不正利用や個人情報漏洩といった被害を未然に防ぎます。
さらに、審査業務を自動化することで、運営負担の軽減にもつながります。

カード決済前から決済後まで、幅広いシーンで不正を検知・ブロックできるのが特徴です。

O-PLUX仕組み※参考:かっこ株式会社

 

現在弊社では、ECプラットフォームCS-Cart用のアドオン開発を進めています。
(O-PLUXのアドオン開発後なら ▶︎ 弊社では、ECプラットフォームCS-Cart用アドオンを開発いたしました)

こちらのアドオンを導入することで、CS-CartのECサイトに不正検知機能を追加でき、クレジットカードの不正利用による被害を未然に防ぐことができるようになります。

3Dセキュアだけでは、不正利用を完全に防ぐことができるわけではありません。
そのため、O-PLUXの不正検知システムと併せて対策することで、より強固な不正注文対策に繋げることができるのです…!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、不正注文の概要とEC事業者にとってのリスクも併せてお伝えしました。

年々不正注文の手口は巧妙化しており、どのECサイトが被害を受けてもおかしくない時代です。
「十分な対策をしているから確実に安全!」とは言い切れないというのが事実。ましてや、なんの不正注文対策もしていないなんて言語道断です…

だからこそ、しっかりとした対策を行うことがとても重要になってきます。

O-PLUXのアドオン導入についても気になる方はぜひ、お問い合わせください!

お問い合せはこちらから

では、ここまでお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう!

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