手軽にA4サイズで箱作れないかなーと思うことありませんか?
よく小物類や個包装のお菓子を数個入れたり、軽いものを入れるときに私が重宝している簡単にできる箱紹介をしていこうと思います。……の前にざっくりとよく見る箱の形紹介もしていこうと思います。
箱の形紹介より作り方みたい方は箱を制作!で飛べます。
個人的よく見る箱の形と印象(一部のみ)紹介とその箱で使われている商品紹介をしていこうと思います。
箱の種類はいっぱいあるので他の箱を知りたい方は「箱 種類」とグーグル先生で検索をかけてみてください。箱の名前もいろいろあって、業者さんによって表記が違ったりしています。
【キャラメル箱】
よく見かけるものです。個人的に作るとしたら一番簡単だと思っている形です。
お菓子のキャラメルが入ってる箱の形がこの形だったから「キャラメル箱」というらしいです。牛乳石鹸とかバターはこの形で、スーパー行ってよく見る形なんじゃないかなと思います。
【キャラメル箱の派生みたいな箱(底ロック式)】
【地獄底】
キャラメル箱の底を強度にしたバージョンです。地獄の底に落ちたら抜け出せない、底が抜けないから地獄底らしいです。
底が四枚で閉じられています。ケーキの箱の底とかミス○ード○ッツの箱もこれのような気がします。組み立てる時間が少しだけかかるそうです。
【ワンタッチ式底】
底の面が糊付けされているので、サクッと組らてられるからワンタッチ式というらしいです。
地獄底とワンタッチ式の見分け方は、底を見ると違いがわかります。
頑丈なので重いものが入っているイメージが多いです。お酒や、化粧品とか、瓶類が多いイメージです。
【組箱】
蓋と底があり両方合わせて箱になるタイプです。どこでもよく見ます。
デパ地下で売っている12個入り、8個入りとなっているお菓子類はこの箱のイメージです。
底の側面に縁がついてるものは「額あり組箱」、逆にないものは「額なし組箱」です。
(蓋の違いもあるそうなので、詳しくは調べてください。)
【ブック式】
雑貨好きはよく見る箱。本の形をしていて開くと小物が入れられる、インテリアとして飾ることもできるので、デザイン次第でもらったら嬉しい人は嬉しい。特別な演出や雰囲気を出すために用いられていることが多い気がします。有名なのはル○シアさんのブッ○オブ○ィーがそうです。
【六角形型箱】
チョ○ビやコアラのマ○チ、ス○スキーの箱で使われています。高さを調整していろんなものに対応できる気がします。低くして組み箱風にしたらお菓子の詰め合わせ、紅茶のパッケージとか、はちみつのパッケージとかオシャレにできそう。5角形ですが、ダイヤモンド型の箱にダイヤモンド型のチョコが入ってる有名な高級チョコレートがあったりします。
【ピローケース】
名前はわかんないけど見たことあるって人はいるはず…!
マ○ドナ○ドのアップルパイとか、靴下のプレゼント用に窓付きであったり。
ピローケースは「枕カバー」という意味らしく、見た目が枕カバーに見えたからだそうです。
個人的に贈り物にもってこいで自作しやすい形だと思っています。
この中で「自宅で自作デザイン印刷→箱にする」をしやすいのは、「キャラメル箱」と「ピローケース」です。(※個人の意見です)
飴やさほど重くないお菓子類を入れる、アクセサリーを入れるだけなら「ピローケス」が一番おすすめです。少し厚い印刷紙さえあればできてしまいます…‼︎ということで!
※こちらの紹介はざっくり形にはできる方法のため、ちゃんとした箱を作りたい方はテンプレート使用または業者さんをオススメします。
今回は【Illustrator等ソフトを使って作成】する方法を紹介していきます。
手書きでも多分いけます!線を引く作業がめんどくさいかもです。
自宅で作るとなるとA4サイズが限界だと思うのでA4で作れるピローケースを作っていきます。
展開図を作成するためのソフトを立ち上げます。
今回使用したのはIllustratorCCです。
新規ドキュメントをA4サイズで作成します。
向きは好みで大丈夫です。(全体が収まる方で横か縦か決めてください。)
次にグリッドを表示します。
メニューから【表示>グリッド>グリッドを表示】を選択します。
次にイラレ使っている方のみの機能になるかもですが…「スマートガイド」を表示します。
「表示>スマートガイド」を選択します。スマートガイドが有効状態の時は左端にレ点がつきます。
このガイドが作業中邪魔くさく感じて消してしまう場合がありますが、展開図書くときスマートガイドがあるととても楽です。
なくても作れるので問題ないです!
長方形ツールを選択。
長方形の大きさは自由で大丈夫です。高さ「145mm」幅「80mm」で作っています。もう一つ同じ大きさのものを隣に作ります。
⌘+optionドラッグで真横にコピーします。スマートガイドがここ均等と教えてくれる位置に置きます。
ガイドがない方はグリッドまたは定規、数値入力して移動で真横に持って行きます。
隣にのりしろ部分を作ります。
のりしろの端の角をカットしておきます。
グリッドを頼りに、このぐらいと両方同じくらいカットします。
次に蓋になる部分を作っていきます。
幅は「80mm」高さ「25mm」にします。この長方形を4つ上下2つずつつけます。
「80mm」「25mm」の長方形の幅はそのままで高さを半分にした長方形を作ります。
作った長方形をこのようにおきます。
次に蓋の弧になる部分を書き出します。
蓋部分の高さを半分にした長方形一番上にある方を選択して、「曲線ツール」に持ち変えた後、中心あたりに1つアンカーポイントを置きます。
次にダイレクト選択ツールに持ち替えて、追加したアンカーポイントを下の長方形まで引っ張ります。
弧線部分以外を削除します。ダイレクト選択ツールでオレンジで囲った部分のみ削除して、弧線だけを残します。
できた弧線をこんな感じにくっつけます。反転コピーして両端をくっつけます。
同じよう残り3面もつけます。
あとは青い線の間にある赤い線を消して展開図は完成です。
トリムマーク作成します。
これがないと折る場所がわかり辛いです。
展開図がすっぽり入るぐらいの長方形を作ります。
画像でいうと緑のガイド線です。
「オブジェクト>トリムマークの作成」を選択します。
トリムマークができたら折り部分の位置確認用線を書き加えておきます。
折り線の加え方は、ダイレクト選択ツールを選択後、線を1本選択したまま折り部分の延長線上までshift+optionでドラックして離します。
他にも折り部分になる場所は同じような方法でやっていきます。
上で作成した展開図を元にデザインしていきます。
今回は適当にフリー素材の柄を入れていきます。
はみ出し部分(ぬりたし)も余裕があれば考えてデザインしましょう。
弧の部分はわかりやすいように色分けして作ってみるのをお勧めします。
少し厚手の印刷用紙に印刷します。普通の印刷用紙でも問題ないですが中身が透けて見えてしまったり破れてしまう恐れがあるので少し厚手の方がおすすめです。
今回使用した紙は電気屋さんで売っていたものです。
『厚紙マット紙 』(※アマゾン商品ページへ飛びます)という紙です。
※組み立てる前にこれらの道具があると良いかもですの図
なくても大丈夫です、あれば楽というだけです。(100円均一で揃えられます)
切り抜く前に折り目を最初につけてしまいます。
跡をつける道具は鉄筆(てっぴつ)というものを使います(上の画像だと2番の道具)
「マクソン トランサー NO.3」というものを使ってます。
持ってない方は先のとがりが少なく固いもの、またはヘラを用意してください。(100円均一でヘラが売っているらしい…100均すごい)
トリムマーク作成時、折り線の延長線上、上下にガイド線を置いた場所に定規を当て鉄筆で跡をつけていきます。同じ場所を数回やります。
紙によっては強くつけすぎるとデザイン部分が汚れたり、破れたりしてしまうのでいい塩梅で。
山折り線は内側からとか谷折り線は表からとかあるんですがここは気にしないで大丈夫です…!!
画像だと分かりにくいですがついています。
こんな感じで弧線のところも鉄筆で跡をつけます。
フリーハンドでなんとか頑張ってください…!多少歪んでも問題ないです(多分)
跡がつけ終了後、のりしろ部分に両面テープを貼り切り抜き作業です。
曲線部分はデザインカッター(画像だと1番の道具)、ハサミなどがあればやりやすいです。(自分が使いやすいもので切り抜いてください)
折れ線を頼りに組み立てれば完成です。
角が失敗してます… 。のりしろ部分のカットが甘いとこうなるのでがっつり斜めにカットしても良いかもです。
また跡が薄いと折る作業が大変になります、曲線のところは強めにつけた方がいいかもです。裏から見て跡が見えるぐらいにはつけた方がうまくいきます。
ピローケースざっくりこれさえ守っていれば綺麗にできるはず図
入れたいものの大きさがわかっていれば一回りぐらい大きい数値を入れて上の図のように均等にするところは均等に!を守っていれば作れちゃいます。
今回はA4サイズで作成しましたが、コンビニ等にデータを持っていけばA3サイズのものができると思います。コンビニの場合は厚紙用紙を挿入できないので、柄だけを印刷し厚紙の上に貼り、切り取ればできます。
以上!Illustratorで箱を作るでした!