あなたのお役に立ちたいわんど。

補助金を活用したサイト制作

サイト制作やシステム構築に使える補助金があることをご存知ですか?
あんどぷらすにも年度初めになると補助金前提のご相談が増えてきます。
返さなくても良いお金でサイトが作れるなんてラッキー!と思うかもしれませんが、そう甘くはないのです。

例えばどんな補助金があるの?

国や地方から受け取れるお金には助成金もあります。
そもそも補助金と助成金ってどう違うの?
どちらも返済不要なお金であることには変わりませんが、

助成金―要件を満たしていれば原則受け取れる
補助金―申請しても審査に落ちれば受け取ることができない

そう、補助金には審査があるのです。

全国共通の補助金で有名なのは小規模事業者持続化補助金とかものづくり・商業・サービス新展開支援補助金ですね。
あんどぷらすでも小規模事業者持続化補助金は採択されたことがあります。
どちらも長い名前なので【持続化補助金】とか【ものじょ】なんて呼ばれてたりします。
残念ながら今年の申請はどちらも終了してしまいました。
来年度も国の予算が配分されれば実施されることになります。

財団法人が補助するSIBA (公益社団法人 静岡県国際経済振興会)さんの中小企業海外市場開拓支援事業もサイト制作(越境を考えているならば)に使えそうです。
(注:対象は静岡県内に本社を有する中小企業のみです)
こちらは申請期限は平成28年6月30日(当日必着)です。

いずれも補助金なので要件を満たしていても審査を通らなければお金は受け取れません。

どうすれば審査に通るの?

私は専門家でないため【絶対に審査に勝つ方法】なんて分かりません。
ただ、採択された時の経験から感じたのは
審査を通過するのは簡単じゃない!
ということです。
「補助金を使う予定なんです。審査が通ったら発注しますんでー。」
と見積もり依頼をいただくことがあるのですが、
正直なところ、“審査に通らなかったら止めておく”と考えてるようでは採択されないと思います。
なぜなら、これらの補助金は国の予算から分配されるので【実現性が高いと思われるビジネス】しか採択しないからです。

もし、この事業は絶対成功する!利益が出るビジネスモデルだ!と思っていたら補助金の不採択だったとしても絶対に実行したいはずですよね?
もちろん初期投資を補助金で補えないのは苦しいかもしれませんが、銀行から借入したりフェーズを区切って初期投資を縮小するなど方法はあるはずなのです。
要するにそのぐらい真剣に実現する方法を考え練られた事業でないと大量の申請書の中で勝ち残れないと思います。

あんどぷらすでも初めて持続化補助金にチャレンジした際、応募要領を見ながら作成した申請書を取引銀行の補助金申請をサポートする部署の方に見ていただきました。
すると、担当の方は苦笑いしながら「全然ダメです」と…
応募要領に載っていたサンプルを見て似たように作成したのですが、「サンプルのような申請書は通らないと思ったほうがいいです」とのことでした。
みなさんあのサンプル“おとり”なので気をつけてください(笑)
確かにサンプルのような内容でOKなら誰でも簡単に申請できそうです。
結局銀行さんの助言をいただき、企画をもっと細かく練り直すところから始めて無事申請が採択されたのでした。

まとめ

まず応募要領はしっかり読みましょう。
あんどぷらすに相談される方の中にも補助金の対象にならない費用を把握できてない方が多くいらっしゃいます。
特にランニング費用(サーバーや保守)は年払いをしても対象にならないことがあるので注意が必要です。

補助金は貰えるメリットだけに気を取られがちですが、採択される申請書をつくり上げるには実現性を証明したり、申請する事業が上手くいく根拠を示したりかなりの手間と時間を使います。
また、採択されて終わりではなく、きちんと申請どおりに使われたかチェックを受けるため補助期間終了時に報告書、証拠書類提出の義務があります。

手間と時間を事務処理に取られたくない、リソースを事業の遂行に集中させたい、お金の使いみちに融通を利かせたいと思う場合は銀行の借り入れなどのほうが向いていると思います。

ただ、補助金の申請は採択されてもされなくても獲得を目指して申請すると新事業の実現性や問題点、改善点が見つかる良いきっかけになると思います。
補助金でサイトが作れたらいいなぁーという甘い考えでは厳しいので、チャレンジするなら“業界最先端をいくサービスサイトの構築”ぐらいのことをやっちゃいましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

< すべての記事を見る >

Web制作の株式会社あんどぷらす
ECサイト構築サービス「ウルトコ」
イベントスペース「fuigo」
CS-Cartの情報ポータル「STOCK」